心臓に通電することで拍動を停止させ、脳幹に作用して拍動が停止するとも考えています。
心臓の大きさの大小は、通電パワーに比して、あまり問題にはならないと考えています。
具体的に説明すれば、
小さなイノシシと大きなイノシシの心臓のサイズ大小は電殺効果において差異が小さい。
小さな鹿と、大きな鹿でも心臓のサイズ大小は電殺効果に影響がでるとは考えていません。
ほぼ同じであると考えています。
文献情報において、上記表の事例が報告されています。
電気の流れは条件によって大きく左右されます。
狩研究会の電殺事例では、
箱オリの場合、複数捕獲によるイノシシや鹿の妨害によって刺突通電が継続できない場合があります。
電極棒に噛み付いてきたり、体当たりで電極針が獣体からはずれます。
おおよそ、10秒以上連続通電できた場合には蘇生しないようです。
条件が良ければ、5秒程度で蘇生不可逆状態になるようです。
獣体反撃による事故防止から、通電停止後の観察時間を充分にとって、再通電を行っています。
舌をだしたまま、目を開けたまま、肺からの大きな排気音を聴く、
などの確実な形態があっても再通電しています。
あんな鋭い牙やツノで裂かれたり、突かれたり、噛み付かれたりは痛いだろうから念入りです。
狩研究会は、短時間通電で充分な効果があるので感電の危険を指摘しています。
動物への通電時間の長短があれども、感電への危険性は同じだと考えています。
獣体への水かけは獣体表面に電気が逃げてしまう場合があるとも考えています。
足元の導電性を高めること、イノシシが足下の水をなめて背中に刺突電極を差し込みやすい状況になる等、
水かけの恩恵はあるけれど、電気は流れやすいところを流れるという特性を忘れてないようにしましょう。
電気が流れやすいと、極端な場合は 短絡 ショート となります。
電話で少し対談すると理解が早くできます。
購入者には電話で説明させていただいています。
狩研究会