2015年07月19日

動物よけ電気柵で7人感電、2人死亡男児ら重傷 西伊豆

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獣害予防の電気柵での事故ニュースです。
詳細が判明すれば追加解説します。
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【 引用 】

動物よけ電気柵で7人感電、2人死亡男児ら重傷 西伊豆
2015年7月19日21時32分

19日午後4時40分ごろ、静岡県西伊豆町一色で、動物よけの電気柵に触れるなどした大人5人と子ども2人が感電したと119番通報があった。男性(42)と男性(47)が死亡した。

 県警下田署や消防によると、ほかに40代女性2人と70代女性1人、小学生の男児2人(いずれも8歳)が搬送された。5人は意識はあるが、40代女性1人と男児1人が重傷で、残り3人もけがを負ったという。

同署によると、最初にだれかが電気柵に触れ、男性の1人が近くの川に転落。助けに入った人たちも次々に倒れたという。電気柵は川のすぐわきにあり、切れた線が川の中に入っていたという。男性らは川崎市などから来ていた。

 近所の住民によると、7人は親戚の家に遊びに来ていた2組の家族連れなど。電気柵は、現場近くの家がイノシシやシカからアジサイを守るために設置していた。現場は山間部の集落で、多くの家が電気柵を設置している。

http://www.asahi.com/articles/ASH7M666TH7MUTPB01G.html

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【 狩研究会からの解説 】

電柵と電殺との基本仕様の違い

電気柵は、危険な電気流量の 100分の1  1000分の1 あるいは もっと小さな通電です。
粗いパルスが普通です。
皮膚の表面に通電させるのが一般的です。
スタンガン、TASER ティーザー銃などが類似です。

電殺器は、必要な電気流量の 50倍 100倍 それ以上を通電させます。
皮下の筋肉に電気を流し、心臓の両側から通電させます
細かいパルスで心室細動を発生させます。

狩研究会の電殺パルス槍には感電防止対策があります。
パワフルだけれど、安全に使用できる対策が幾つもあります。

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【 引用 】

  南あわじ市における電気柵事故について 平成21 年10 月  日本電気さく協議会

  平成21 年8 月12 日に南あわじ市におきまして、家庭用交流100V を直結した電
  気柵により、ご高齢の方が痛ましい事故に遭遇されました。
  http://www.nihondenkisakukyogikai.org/whatsnew/japanese/awaji091001.pdf

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【 引用 】
(略)
警察によりますと、この電気柵は納屋にある家庭用の100ボルトのコンセントから電気をひいていて、所有者は「ふだん夜間に電気を流し日中は電源を切っていたが、この日は切っていなかった」と話しているということです。
また、電気柵の途中には電圧を変える変圧器が取り付けられていて、警察が専門家らと現場検証したところ、400ボルト以上になるよう設定されていたということです。
その後の調べで、この変圧器を通した電線は事故が起きた周囲だけでなく、電源がある納屋から200メートル以上離れた山の中など、少なくとも3か所に敷かれていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

2015年(平成27年)7月23日[木曜日] NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150723/k10010162801000.html

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【 狩研究会からの解説 】

延長200mほどの電柵に強い電気を流す目的で昇圧をトランスで行ったようです。

   トランスの2次側に安全装置が無かったようです。

   2次側と回路が別になって1次側の家屋内安全装置が作動できない状態になっていたようです。

商用電源からの正弦波連続出力方式であったそうです。

無出力時間帯が無く、電流制限なしの自作だったそうです。

2015年7月23日 報道より


設置者は電気作業経験者であったものの、

電気機器設計の経験が無かったようです。

最終責任者としての、最前線経験が無かったようです。

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【 引用 】

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狩研究会
posted by 狩研 at 22:34| Comment(0) | TV 新聞 ニュース
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