2016年05月07日

出力可変 追加装置

電殺パワー調整器

electrical adjust_mini.bmp

サイズ  135×75×50H   184g

電殺器の可変型に新方式の追加をします。
類似の市販品はいろいろあるけれど、実際に試してみれば可変範囲が狭くて効果が無い市販品もあります。
   電気回路構成によっては、低電圧だと加減できない場合もある類似の市販品もありました。

variable_power_osc_mini.bmp

従来の可変出力型は、電圧計と電流計がある可変式でした。
従来の可変式と組み合わせての出力微調整もできます。

動物の保護に関する理事会指令 93/119 EC において、
電流計と電圧計が操作者に見やすいことが求められています。

variable_pr01_mini.bmp

新型は電殺器の出力コンセントに差し込んで使用します。
つまり、電殺器と電気棒の間でパワーを加減させます。

あれこれ組み合わせての対照実験をおこない、これなら便利だとの結論に到達です。
VR抵抗を回して加減させます。

私が電子部品:半導体素子類をハンダ付けして作りました。
したがって、故障の判断や修理ができます。追加機能での特注もできます。


電殺パワーの調整は多くの方から強い要望がありました。
血抜きを最適にするためには失神状態であって、心臓が動いている必要があるとのことです。
パワー調整ができても運用において、希望する失神状態を実現できるのかどうかは決まりません。

電極を刺す位置やクランプ状態によって影響を受け、流れる電気の大きさが変わってきます。
パワー調整を効果的にするには、対象獣が動いて電極針がはずれないようにする必要があるかと思います。

電極針を刺す位置を 首後ろ 脊髄 などと試して、効果的な電極刺突位置が見つけられるかもしれません。

心臓近辺に電極針を刺して、心臓を動かす強制的な電気ケイレンをおこさせることもできるかと思います。
いずれにしても、
血抜き にどれほど効果があるのかは経験を積み重ねる必要がありそうです。

失神させるのにも経験が求められるかもしれません。
電気の流れる条件と通電場所、時間とパワーなどの複数要因があります。

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2017年07月27日
新型 電気ヤリ 
http://kariken.sblo.jp/article/180463735.html
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posted by 狩研 at 19:20| Comment(0) | 電殺器の種類説明

2016年05月02日

電殺失敗事例 家屋に入った鹿

電殺の失敗事例を公開して基礎情報としていただきます。

日時 2016年5月1日

概要 市役所の当直より、私の携帯電話に連絡ありました。
   民家の庭に大量の血を流した鹿が座っている。
民家 ⇒ 地元派出所 市役所へ連絡するように ⇒ 民家より市役所 ⇒ 市役所から私へ

対応 カゼで寝込んでいた私は布団の中で電話を受けました。
   民家の庭では鉄砲を使用できないので電殺が必要と判断し、ヤリ ヤリ の両ヤリ方式を準備。

現地 民家が数軒も接している、典型的な農村集落にある民家の庭の奥、屈曲した通路の奥。
   推定4歳以上の大きなオス鹿で、袋ツノが両方とも破れている。
   屋根のある土間の奥に座り込んで、こちらを見ている。
   ここでは血を流したり、殺さないでと奥さんからの依頼がある。

     電気で失神させて運ぶつもりだけれど、目を開けたままや、舌を出したような場面もあると、
     心理的な負担を少なくする配慮ある説明をする。

失敗 2m以上に伸ばした電気棒を静かに差し出すも、直近で鹿が起き上がる。あわてて刺すも間隔狭し。
   右と左の電気針は心臓をサンドイッチにできなかった。鹿は狭い通路を突進して逃走。

     あわてて電極を刺してしまい、心臓を挟み込む状態での通電ができなかった。
     右刺突電極 左刺突電極 両ヤリは同時に突き刺したつもりでも 通電遅れ が発生します。
     強烈な電気刺激となって、動けないほど失血しているにもかかわらず庭を駆け抜けて脱出。
     30mほど走って、隣家の庭に座り込んで大量出血して動けなくなりました。
   
感想 狩猟歴は25年以上あり、電殺器での使用実績を重ねて改良しています。
   袋ツノとはいえ、直接に近距離での接近は非常にコワイものです。

改善点 ネットなどで、逃走できない事前準備が必要であった。長い電気棒は狭い場所で扱い不適。
    1: ネットを被せて、近接しても危険でないように事前にすべきであった。
    2: 短い、1.2mの標準電気棒を使用すべきであった。

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    電殺器に関するホームページは以下のURLです。
    http://newfuel1.com/kariken/densatu.html

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狩研究会
posted by 狩研 at 18:33| Comment(0) | 電殺基礎資料