2015年12月28日

狩猟と食事

狩猟免許を取得して、25年程度になります。
紀州犬を使った単独猟が最初で、和犬の組猟に誘っていただき数年、その後はワナ猟と単独犬猟。
近年の3年ほどは地元猟友会の役員になり、さらに地元支部の約110名の役員になって組猟が増えました。

   最初は日本犬保存会の純血紀州犬を鈴鹿江藤犬舎から三重系と和歌山系を購入し、
   ブリーダーとして展覧会にも出展していました。
   仔犬は亀山江藤犬舎や、鈴鹿江藤犬舎に買い上げていただいたことが幾度かあります。
   純血種は非常に明確で、使いにくいともいえるけれど、雑種とは異次元だと思います。

   そのご、
   病気になられた先輩狩猟家より、チャンピオン系のフランス純血ブルタニースパニエルを委託。
   非常に賢いけれど、イノシシや鹿や ヤマドリは紀州犬に比較して全く無理でした。

   偶然にも、黒ラブを2頭飼育することになり さすがに無理なので1頭は近隣の知人に譲りました。
   同胎なのに、飼育環境で非常に異なるものの黒ラブは飼育困難でした。
   ウンコがでかく、多いのにまいりました。
   訓練は非常に短時間に覚えて、ウルトラなんだけれど、無視するというかルール破る。
   体躯がデカイだけに、非常に疲れました。

   仕事や、子育てしている家庭状況での黒ラブは生活破壊になると思いました。
   あれは、黒い悪魔ですね。

   さらに、その後 日本犬保存会の純血の柴犬を結婚で飼育できなくなった方から委託されました。
   キジなどには使えましたけれど、イノシシは無理で、鹿にも無理でした。

   あくまでも単独猟での私の経験です。
   紀州犬とは異なり、スピードや咥えて持ってくる能力が紀州犬が高い経験でした。

   ただ、純血紀州犬の攻撃性や繁殖期などの異常な攻撃性は飼育困難であると認識しました。

私は狩猟を趣味とか、スポーツとか考えたことは一度もなく、そんな考え方は忌避して嫌いです。

私にとって狩猟は、大自然の恵みを食するものであり、春の雪の下に埋もれた ふき。
春のコシアブラ 春のタラの芽 春の行者にんにく  そして秋のキノコ類と同列です。

おいしいのは、今は危険で食べられない 鹿のナマレバー 鹿のナマ背ロース がかっての最高でした。
イノシシもおいしいけれど、捕獲時季や個体などで落差が大きい。

犬追いの捕獲は弾傷だけでなく、犬の噛み損傷とか、長時間の逃走による肉質劣化がイノシシにもある。
一番おいしいのは、3mm ワイヤーワナでの静かに座っている状態での頭部打ち抜きです。
とんでもない無知な連中が、3mmワイヤーを禁止しました。
現在は狩猟で3mmは違法で、有害駆除では地域によって可能です。

   3mmワイヤーや、大輪を禁止したから鹿やイノシシは急増しました。
   狩猟人口の減少なんかウソです。
   法改正した連中に損害賠償させるべきです。
   犬がかかるワナなんか、組猟に絶望した連中の無知の結果です。

   正統派のワナには犬は怪我しません。
   50cmより大きな輪にかかる犬なんかいません。
   くくりわな でなく。  くぐりわな があったから農林被害が少なかったのです。

釣竿のようにしならせる技、犬は怪我もせずに外れるワナ、穴が掘れるところでは掘ればいいし、
掘れないところでも獲れるし、傾斜でも平地でも獲れるけれど、得意で獲れば快適です。

   故 薮野氏より伝授されました。
   実に単純明快、誰でも実行できるのが名人芸です。
   特別な運動機能や長時間の訓練は無用です。
   狩猟は知識であり、科学であり、蓄積であり、伝承です。

無理しなくても、獲りやすいところで、好き勝手に捕獲できるようになれます。

個人で捕獲すれば、何をどうしようと選択肢が多様で、十数回経験すればかなりの発見があります。
年長者からの助言なども非常に重要であるも個人捕獲でないと試行できません。

単独ワナ猟は、おいしい狩猟肉には不可欠です。
組猟も大切だけれど、まるまる1頭を好き勝手にできるのは単独猟の特権です。


分け前が少ない組猟ならば、鹿の舌 鹿タン  鹿の内ロース 別名 鹿のフィレ ヘレ 
をいただいてもいいかと尋ねたら、ほぼ いいよと許可出ると思います。

刃長さが短いからこそ採れる部位です。
長い刃物は おいしい狩猟肉採りには邪魔で、困難です。

血抜きがあろうと、なかろうと 鹿タン は非常においしく食べることができます。

調理にコツがあって、沸騰した水につけて白化した浮層を除去して塩コショーでフライパン焼き。
今は寄生虫や病原菌でナマ食できなくなった、鹿ナマレバー 鹿ナマ背ロース とは異なるけれど、
その価値に近いオイシイ部位です。

冷めたら、おいしくないし。沸騰水で アク ぬきするほどいいようです。


狩研究会

2015年12月24日

ドイツ 豚の解体と利用

ドイツやイギリスでは豚を無駄なく利用する文化があるそうです。

動画を見れば、見事な手わざのスピードに驚きます。

私達のイノシシ解体に比べて、驚嘆されることでしょう。

2015年12月23日

自作希望者は事故危険者 電線

電殺器の自作希望者からの質問が跡をたたない。
インターネットで電殺器が安く作れる、と記事があるものの不安が残っての問い合わせのようです。
電気の知識がある自信家ほど危険です。

知識を整理してみます。
例えば、電線の太さや接合に関しての配慮です。
  材質が同じならば、太い方が電気は流れやすく直径が太いほど抵抗が小さくて、
  流せる電気は大きく、発熱が小さい。
  細くても、素材が良ければ電気が流れやすくなります。多くの電気を流せます。
  細くて抵抗が大きな場合、過熱して溶断する場合があります。
  安全装置の溶断ヒューズは、狙いよりも大きな電気を遮断できるという特性を持たせてあります。

  狩研究会の電線が、どうしてこんなに太いのかと電気工事職の狩猟者からの問い合わせあります。
  多くの電気を流すことと、丈夫な導線である必要があります。
  透明で厚みのある保護管に通してあるのは感電防止の安全性向上と、耐久性確保および出力信頼です。
  噛まれて切れやすい細い電線よりも太ければ、とりあえす今回の電殺は実施できるという考えです。

発熱を利用する電熱線、ニクロム線は抵抗があって発熱できるし長時間の加熱に耐える素材です。
電線の接続には金属溶着は避けられています。高熱で溶けて外れてしまう危険があるからです。

電線は電気を流す線なので、電線や導線とも呼び、銅素材が良く使用されて銅線が一般的です。
電線を接続する部分が ゆるい と発熱して火災などの原因になるので締め付けが重要です。
手の油などが付着するだけで接触面に電気の通電不良が起こるのも珍しくありません。

   接触面を複数の溶剤で清浄させるのは珍しくなく、被膜除去にも経験ノウハウがあります。
   かしめ工具も種類が多く、サイズも適している必要があります。
   専用工具なしでは耐久性も期待できません。
   狩研究会の電殺ヤリは専用工具での圧着を実施して、さらに溶解温度調整したハンダ溶着しています。

電気の流れがとどこおると、そこで熱が発生して火災や部品溶解が発生するのは珍しくない。
乾電池でさえ、火災を発生させる場合があります。


あまりにも自分で電殺器を作りたい人が多くて、そのうち事故がおこると心配しています。
自作を奨励する人達の自慢ハナシには困ったもんです。

慎重に使っても事故が発生する危険はあります。
自動車でも電車でも、飛行機でも事故が発生しないように注意されています。

今後、技術知識を掲載していこうかと思います。
それは自作をアキラメテ欲しいからです。

狩研究会
posted by 狩研 at 15:31| Comment(0) | 安全な仕様

2015年12月20日

新しい待ち場

ワナ師の私は、グループ猟で他町村に行くことはほとんどありません。
地元で充分であって、でかけてまでの狩猟はしません。

本日は、偶然にもワナ師匠から伝授された狩場に接する犬追い猟に参加しました。
過去、25年以上の経験で周辺は未体験なものの ワナ設置ツボ は伝承済みです。

見事に、伝承の狭いところを抜けました。

ワナは、広くても 0.5m  50cm ほどの範囲を絞ります。
どこでも抜けるとか、ベテランの話題とは無縁です。

事実であっても、ワナ師は ココと決め設置します。
ワナ師は、ここを使う。 数キロのなかで、ココと決めます。


犬使いでもあった、日本犬保存会のブリーダーであった私は、師匠の解釈を紀州犬の反応で検証できました。
紀州犬と、師匠は 同じ判断をしていたと感じています。

紀州犬は非常に クセ があって使うのが困難でした。
でも、最高の犬種であると考えています。




posted by 狩研 at 22:40| Comment(0) | 日記

2015年12月18日

トラブル 伸縮棒が折れる

電気パルスヤリのほとんどで、軽量金属製の伸縮棒を使います。
長さは箱オリ専用ならば短いし、足くくり兼用ならば長く伸ばせる型式です。
軽トラックの荷台に常時載せておけるのならば木製や金属製の 継ぎ足し 方式が頑丈です。

spear_trouble01_mini.bmp

右側電極を装着させる脱着式の先端はネジ式と、ワンタッチ式があります。
  尖った電極は、銃刀法や軽犯罪法に抵触する解釈される危険があります。
  固定式では、銃刀法や軽犯罪法の疑いがあるとして現場の警察官とトラブルになる危険があります。
  特に、自動車に常時積んでいると職務質問や飲酒検問などでトラブル危険があります。

  ライフルや散弾銃の所持許可がある場合には、銃刀法や軽犯罪法のトラブルは深刻な結果になります。
  慎重になるならば、針状の電極は脱着方式にすべきです。

  常時携帯や、運搬が問題にならないようにするには 固定ヤリ ではダメです。
  分離して、ケース収納の針電極にした理由は、常時携帯や自動車に積みっぱなしが便利だからです。

電気を流す導電線は透明樹脂で保護しており、電線被覆損傷が目視できます。
  厚みがあって、透明性も非常に高いのが特長です。
  これは、長期使用やイノシシに噛まれたりした場合の保護と点検の目的です。
  
導線を棒から離して保持できるホルダーを付けています。
棒に電気が漏れ流れないようにする配慮と、電線がまとわりつかないように束ねています。
初期型は貫通させていました、現行は迅速にはめたり はずしたりできます。

画像の折れた原因は、通電せずに突き刺すことを繰り返したので金属疲労で折れています。
修理は各自でもできますし、新品を送付もできます。

発電機や電灯線コンセントから、直接に引き出したような危険な方式ならば
獣体に接触させれば通電するので棒が折れるようなことは無いけれど、操作者が感電する危険があります。
足を滑らせて電極を地面に触れさせたら感電してしまいます。

  問題は、この常時通電型式では感電した状態を停止できない危険があります。
  この危険を回避するように狩研究会の電殺器は考えてあります。
  自作は非常に危険です。いつか自作による事故は発生すると心配しています。

現場での通電確認用に小型灯を付属してあります。
現場で、左側ケーブルクランプにワニクリップして右側電極に他方のワニクリップをします。
通電押しボタンを押し下げて、小型灯が点灯すれば充分なパワーが出力する確認できます。

時々、この現場での通電確認を忘れてしまうことがあります。
そうすれば、いくら突いても倒れません。

正常に通電する場合なら、首を突いても、お尻を突いても、どこを突いても即時に倒れます。
パワーと安全性を考えて改良を続けています。

使い易さ、耐久性や信頼性も向上させ続けていきます。


狩研究会
posted by 狩研 at 18:39| Comment(0) | 安全な仕様

2015年12月14日

血抜きに関する話題

心臓が停止していれば血抜きができないという誤解があります。
業務用の場合、出力を小さくして麻痺させる場合もあるようです。
狩猟のイノシシや鹿の場合は鋭利な牙、尖った角があり危険があります。
確実に不動化させるべきです。

業務用の豚の場合、頭部に接触させて仮死状態にさせる電極は以下です。

hand_02.bmp

以下に、質問メールと回答メールを紹介します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
題名: 電気パルスヤリの問い合わせ
日時: 2015/12/14 22:32:20 東京 (標準時)
FROM: +-+-@ezweb.ne.jp
TO : kappaboss@aol.com

△△県の〇〇と言います。
箱罠、括り罠をします。 特に括り罠で仮死状態にして、寄ってから放血させるつもりです。
心臓が止まったら血が残るのではありませんか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 狩研究会からの回答 】

△△県の〇〇 様
お問い合わせありがとうございます。
電殺システムは出力可変型もあります。
業務用に試行される場合に可変型がよろしいかと思います。

狩猟では仮死状態だと反撃の危険があるので確実に心肺停止が必要と考えています。

血抜きの理想は、迅速に清潔な流水で体温を下げて毛細血管を縮小させることと、
細菌繁殖の盛んな温度域にとどまる時間を短く、冷却することが必要と考えています。

また、内臓摘出のような根本的に大量の血抜き処理が優先されるべきと考えています。
現場での放血は土壌細菌による汚染の危険もあり、何よりも血液量が少ないと考えています。
噴出の勢いがあるとかの表現もあるようですけれど、
出てくる量を問題にするならば内臓摘出は大量であり、優先させるべきと考えています。

さらに、ライフルや散弾銃で心臓が粉砕されたり、頭部粉砕の場合には心臓は停止していますけれど、
血抜きに不適切だとは聞いたことがありません。

ヤリで幾度も突いたり、興奮させた肉質は低下すると判断しています。

有害駆除で春や夏に銃やヤリで処理する場合も、肉の熟成や解体ノウハウで肉質はかなりことなります。

ククリワナも、電柱に鎖でつないだような捕獲では暴れて、肉質が低下して血抜き問題よりも深刻な肉質低下がおこります。

静かに座っているような捕獲方法が必要になります。
それには、太い木に固定されたワイヤーではだめです。

パチンワナの購入者には解説プリントをオマケしています。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
電殺器の紹介
http://newfuel1.com/kariken/densatu.html

狩研究会 のご案内
http://newfuel1.com/kariken/kariken.htm
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

狩研究会



posted by 狩研 at 23:43| Comment(0) | Q&A 電殺器への質問

2015年12月11日

業務用の電殺器 電極画像

業務用の電殺器では、はさむ電極が多く使用されています。
TVや新聞雑誌で、病気の豚の電殺処理に使用されているのを見たことがあるかと思います。
軽いけれど、作業回数が多いと大変になります。
現在、改良型を構想中です。参考品を広く購入して比較検討しています。

pinchpro_mini.bmp

現在の受注と検討中内容は、

1:上の既成品ハサミを特別注文電殺器で使用できるようにすること。

2:既成品よりも小型で、片手操作できる改良型の検討。

狩研究会
posted by 狩研 at 18:40| Comment(0) | 電殺基礎資料

2015年12月09日

海外製の電殺器 業務用

業務用電殺器の特別注文がありました。
有名な、海外製の業務用電殺器よりも改善された機能を希望されました。
参考にと実機の測定をしました。

電圧 電流 波形 周波数 比率 を測定しました。
安全対策 操作方法 など、業務として長年操作されている方から説明や問題点を教えていただきました。

最近の業務機種は10数種の組み合わせプログラムを選択できるようになっています。
業務用は作業者の安全を考慮されてありました。

測定したのは家畜豚の業務用です。
測定に持ち込んだのは、
オシロスコープや周波数カウンター、アナログ デジタル の電圧計 電流計 クランプメーターです。
パルスの確認できました。
コンデンサーと、リレーやトランス、トランジスタを含む素子を確認しました。
撮影もしました。
電解コンデンサーが日本では見たことない型式でした。
通電検知素子も、見たことない小さなサイズでした。

内部回路の基板を直接に測定もしました。

狩研究会の標準仕様は海外製よりも安全だと判断できました。
狩研究会の電気パルスヤリのパワーは、海外製の業務用よりもパワーがあるようです。
皮下に刺突からだけでなく、狩研の電殺器は銃に匹敵するパワフルさを想定しているからです。

現在製作中の業務用電殺器は出力可変型です。
ヨーロッパ製の豚用業務用パワーより小さくできるし、牛用より、さらには狩研究会の標準パワーよりも
上を出力できるように設計しました。


狩研究会
posted by 狩研 at 22:27| Comment(0) | 安全な仕様